地獄で綿飴作って食べてる

就活の時、某企業の人事から「君はネガティブなんだね」と言われたことがある。

 

私は咄嗟に「ネガティブとポジティブのオセロみたいな性格なんです」と返した。本当にこの言葉のまま返した。つまりどういうことだってばよ?という顔をした人事に、

 

①確かに物を悪い側面から捉えがちであること

②しかしその後良い面に着目すること

③凹み易いが、大概は「これもまた人生」という結論になること

 

を説明した。

 

自分を特別ポジティブだとは思わない。特別ネガティブだとも思わない。

 

ネガティブだとかポジティブだとかの以前に、生きることは地獄で焼石の上を歩くようなものだと思っている。つまり人生に期待なんてしていないのだ。

 

だからといって本当に罪を犯し地獄に落ちたわけではない(少なくともまだ)。故にここが地獄じゃあるめえし、まぁ綿飴でも食ってのんびり行こうやとも思う。

 

少なくとも15歳の時にはそういう人生観だった。それからだいぶ時が経ったが、多分死ぬまでそういうスタンスで生きていくだろう。上昇しようなんて思わない。ただ穏やかに沈殿していたい。

 

またしても吉良吉影的な思想が出てしまった。このブログは何度吉良吉影が出てくるんだ。好きなんだよ。

 

兎にも角にも、絶望にマーガリンと砂糖を混ぜ、それを食パンに挟んだような女だ。私がランチパックだったら”ほんのり地獄味”だと思う。黄泉戸喫―よもつへぐい―のお供にお勧めしたい。

 

絶望するような事が起こっても「まあ地獄だし!きっとこれからも沢山あるよねそんなこと!ハイハイ絶望~ムリしんどみ~」と綿飴(夢小説とホモ漫画)に顔を埋めノロノロ歩いていく。

 

一人百鬼夜行、もしくは一人暗夜行路。志賀先生ごめんなさい。

 

いつなんどきも期待はしないし悲観にも暮れない。畢竟、それが私の生き方だ。今更だがこの”終末はジンジャーエールを飲もうよ”というブログ名にもそういう由来が込められている。

 

ええねんええねん。ワイなんか毎日終末やがな(シャンパングラスチーン)

 

こういう感じだから、生命エネルギーがハチャメチャに高い実業家とかクリエイティブな作家とかを見るとほえ~となる。汚いCCさくらである。

 

もしも読者諸兄姉の中で、力が入りすぎて日々に疲れた……という方がいらっしゃったら是非一度地獄にお越しいただきたい。一緒に綿飴でも食べましょう。もしくはジンジャーエールで乾杯しましょう。

 

言いたい事も言えないこんな世の中じゃPOISON!な時節柄、ご自愛専一にご活躍ください。

 


反町 隆史 (Takashi Sorimachi) - Poison [german subtitle]