春に聞きたい君の声

今週のお題「わたしの春うた」

 

すっかり春だ。

 

春というのは未来への希望と不安をいっしょくたにした毒のような季節だと思う。じわじわと苦しく、息詰まりな期間。とはいえやはり桜は毎年楽しみで、遠目からでもピンクの雲みたいな群生を見ると暫し眺めてしまう。

 

ちなみに去年の春は上司をブッ殺して桜の木の下に埋める事ばかり考えていた。ついでに実現できたらその桜の木をスモークチップに加工して燻製パーティを開く事まで考えていた。チーズとか海老とか燻してやるからな。 ※現在その上司とは縁が切れた

 

そんな春に聞きたい歌というのが今回のお題だが、色々ある。

 

スピッツ/三日月ロックその3


スピッツ – 三日月ロック その3

私は昔からスピッツが大好きなのだが、この曲はファンの中でも人気な曲である。

この曲を挙げたのは次のフレーズが大好きだからだ。

 

「抜け出したい気持ちなら桜が咲く度現れる わかってくれるかな 君なら」

 

わ、わ、わかる~~~~~!!!!!!保育園の頃、お昼寝をしていて窓の外から桜が見えるとそこまで逃げ出す空想をしていた。小中高は四角い教室からどう抜け出してやろうかとそればかり考えていた。大学の頃は空き時間があるとキャンパスを抜け出して神楽坂へ一人で行った。今は高層ビルで働いているので、遠くに見える海や街並みを見てそこでの生活をシミュレーションしたりする。

 

この曲には冒頭で書いたような期待と不安が入り混じっていて、なおかつスピッツ特有の透明感がある。人間の痛い部分とか醜い部分とかを草野マサムネのあの声で歌われると妙なカタルシスがあるな。

 

カタルシスって一回言ってみたかったんだ。サンキューマサムネ。

 

スピッツの事を語りだすとまるまる1記事にできてしまうのでとりあえずここまでとする。独り言のように歌われる「次いつ会えるかな」にドキッとして欲しい。草野マサムネを落とせる女ってどんな女なんだろう。知恵コイン500枚で知りたい。

 

Minnie Riperton/Lovin' you


loving you minnie riperton

 

リリースが44年前とは思えない名曲だ。ラブソングのイメージが強いが、実は子守歌だそうな。

 

社会人になる少し前、研修で早朝から満員電車に揺られていたのだがその時はこればっかり聞いていた。子守歌なので眠たくなるのだが、あのハイトーンボイスには癒される。たとえ平日朝7時台急行新宿行きの中だろうと。

 

平素殺意に塗れているからか、マキ〇マムザホ〇モン好きそう的な事をよく言われる。が、あんまりガチャガチャした曲は得意ではない。ホ〇モンに無知なのであまり勝手な事は言えないが、殺意は足りている。むしろロマンスより殺意が有り余っている。安心してほしい。私に足りないのはこの歌のような優しい心だ。どこに落ちているのか知恵コイン500枚で知りたい。

 

EPO/う、ふ、ふ、ふ


資生堂フェアネス

 

これも35年前の曲だが今聞いても良い。思わず一緒になってう、ふ、ふ、ふ!と歌ってしまう。黄緑とか淡いピンクとか黄色とか、そんなポップで綺麗な色ばかり集めたような軽やかさがすごく良いのだ。スキップしたくなる。最近スキップしていないので体をコントロールできなくり初代バイオハザード並みに壁に突っ込む事になりそうだが。

 

この曲、「一つや二つの過ちだったらプロフィールになる」という非常にポジティブな歌詞がある。私の場合一つや二つどころではないのでプロフィールというより検挙歴のようになってしまう。(警察のお世話になったことはないです)でもまぁいいか!うふふふ~ハッピークリームソーダ!マイアミコンドル!おっぱい!……と、このようにポジティブが感染していく名曲なのでぜひ聞いてみてほしい。

 

きっと今の時期は環境が変わる人も多いだろう。私も一人暮らしを始めた時は本当に心細かった。そんな時こそ良い曲を聞いて気持ちを上げてほしい。素敵な春の歌はまだまだいっぱいあるのだ。

 

そして最後に、今の私は渋谷すばるくんがジャニーズをやめるということで土色の顔をしながらこれを書いている。こんな私の気持ちを上げてくれる春うたを知恵コイン500枚で誰か教えてくれ。頼む。