ジョジョ展に行ってきたレポ

お題「今日の出来事」

 

このブログでも散々言ってきたのだが、ジョジョが大好きだ。

 

まだハマって1年と数か月だというのにもはや生きがいでありジョジョ無しの人生など考えられない。それほどまでに好きになってしまった。私の特技はスタンド当てだ。ようやく"キーボードの掃除"以外に胸を張って特技と言えるものが出来た。

 

そんなジョジョだが、現在、六本木の国立新美術館で生誕30周年の集大成(30周年自体は2017年)として『荒木飛呂彦原画展 JOJO -冒険の波紋-』なる原画展を開催中である。

 

行くっきゃねぇ。私は数年抱いていなかったローチケを抱き、チケットを手に入れギロッポンへ馳せ参じた。楽しみながらスマホのメモ帳に色々な感想を書いておいたので備忘録としてここにも残しておきたいと思う。※フォトブースでの画像はあげないが文では「こんなのがあったよ」とネタバレしていくのでご注意下さい。

 

まず、土曜の12時~という回の入場だったので人が多かった。ぎゅうぎゅうと言うほどではないが流れはかなり遅い。最前列で見ようとすると最初のブースだけでもそれなりに時間がかかってしまう。それでも原画は一見の価値ありだ。

 

なんといっても美しい。プロの原画ってこんなに綺麗なものなのか、規準はわからないけれど「美術品じゃねえか…」と思った。美術品なんスけどね。美術館でやってるんだから。荒木先生の色彩センスはやはり天才的だ。

 

作品の配列もとても良かった。ラスボス⇔主人公の対比が素晴らしく、展覧の仕方が上手いなぁと素人心に感心した。主人公勢に負けないジョジョ悪役の魅力を今一度味わえる。

 私は7部のラスボス……というか裏ボス?のディエゴ・ブランドーが死ぬほど好みで、次元を飛び越えて「お前の顔、サイコーだな」と褒めちぎりに行きたい思いを抱いているのだが原稿でもやはり顔が良かった。ビッッックリするほど顔が良かった。ディエゴブランドー→【顔が良い】という物理演算が脳内で完成している。怒りを覚える顔の良さだった。

 

フォトブースではかなり大きなサイズ─もはや壁、みたいなパネルが何枚も飾ってあり写真が自由に撮れる。

 数百のこけしに埋もれるジョセフとシーザーとか、新幹線から降りた護衛チームとか、セクシーすぎてアナスイが死ぬような徐倫とか、かと思ったらブチャラティに際どい所を触られている徐倫とか。私の旦那である岸辺露伴もあり得ないほど美しくてビビった。控えめに言ってもミケランジェロの彫刻。オープンザプライスしたら中島誠之助もブッ飛ぶこと間違いなし。

 

スタンド大集合のブースもあり、そこも人が多かった。私の特に好きなスタンドは

 

シルバー・チャリオッツ→みんな好きでしょ

・キラー・クイーン→みんな好きでしょ

・ホワイト・アルバム→装着系、シンプル故に厄介な能力、地面を凍らせての追撃、本人の変人さと冷静な頭脳、咄嗟の戦闘センス、しぶとい、防御技も含め名前が好き、ぬくぬくしてる

・スパイス・ガール→目覚める過程が好き

・キッス→単純だからこその強さ、応用が利きまくる

スケアリー・モンスターズ→本体の顔がすこぶる良い、変身系、恐竜のかっこよさ

 

ここらへんである。今見るとホワイトアルバムへの情熱がすごくて自分で引く。いやもうほんと好きだ。みんな好きだけど。

 それはともかく全スタンドと本体のイラストがあったのでマイナーめなキャラも見ることが出来た。スタンド使い同士は引かれあうと言うが引かれあいすぎだろ。C-MOONかよ。プッチは許さねぇ。

 

余談。私はプッチが憎くてしょうがない。しかし大好きなのだ。彼に対しては矛盾極まりないアンビヴァレントな感情が渦巻くのである。とんでもねーことをやらかしたドス黒い悪だが正直思想には同意するしぶっちゃけエロくね?ヤバくね?ヤバいんだよ。どうすればいいんだよ。

 

……話を戻す。ジョジョ立ちの像がクルクル回るスペースは異様な空間だった。徐倫DIO、承太郎、仗助、露伴……だったかな。ちょっとうろ覚えだが其々の体格に合わせた像なので並ぶと違いが面白かった。

 やはり徐倫は細身ながら筋肉のバランスが良い外人体型。DIO様は首から下はジョナサンとはいえパーフェクトボディ。承太郎は背の割に体重が軽めなので割と細い。仗助くんは腰がキュッ!となっていてジョセフの息子だなぁって感じ。露伴くんは思っているより背が高くスレンダー。脚が長い。

 

映像ブースではCGを駆使した歴代ジョジョのスタンド映像が流れる。かなり大画面で。主人公のスタンドはいずれもシュッとしているのだが【絶対殺すマン】としておなじみのタスクAct,4の存在感がとんでもなかった。ラガーマン&パリコレモデルに混ざる殺し屋力士のようなシルエット。最高だ。

 

映像ブースを抜けると書下ろしイラストのゾーン。これもかなり大きなパネルで、横に繋がっていく構図になっている。キャラのセレクトは荒木先生チョイスだと思うのだが、徐倫、康穂、由花子、カーズ様という並びの所で思わず「トリッシュじゃねえのかよ」と声に出してしまった。

 露出度となまめかしさではジョジョ随一だとは思うがなんでヒロイン枠に居るんだよ。書下ろしのカーズ様はだいぶ細身になっており、肌艶が凄かった。あと吉良の髪の毛が青で描かれていたのでパッと見誰だかわからず混乱した。

 

近年の書下ろしイラストは他ブースでも見られたが、数千人以上の観客がDIO様の股間に注目していくと思うと愉快である。私ももちろん凝視した。股間を。(倒置法)これからお出掛けになる方は是非ともじっとり見つめてほしい。DIO様の股間を。(倒置法)

 

 最後のブースは荒木先生が上記のパネル絵を作成している時の映像、インタビュー、ラフ画等、作者側をズームしたゾーンであった。荒木先生と言えば波紋の呼吸を会得しているのではと噂になる若若しさだが、本当にそうとしか思えない。あちこちから「先生可愛い…」「えっ若くない?」「幾つだっけ」と声がしていた。

 

エプロン姿で筆を手に「この向きで書かないとインクが出なくて……」と言いながらカーズ様の腕に肌色インクを零す先生。萌え。

 

こうして大満足で展示ゾーンを抜けいよいよ物販に並んだ……のだが、ここで私の心が死ぬこととなる。

 

めっちゃくちゃ品切れしていたのだ。

 

グッズリストを渡されるので欲しい物にチェックを入れてレジへ進むシステムのだが、私がチェックを入れていたものが軒並み品切れだった。なんとか図録は買えたがショックが大きくてここにきて表情が消える。脳内では東堂尽八@弱虫ペダルが「準備しとけよバカヤロウ!!!!!」とキレていた。そこはほんと不満だ。

 

ただ、品切れのグッズを教えてくれるスタッフが「〇番!レ、レロレロキャンディ!」と照れながら叫んでいるのが可愛かったのと、グッズチケットを確認してくれたお姉さんが「確認いいですか?はいっグレートです!こちらへどうぞ!」と言ってくれて癒された。

 

人が多く中々ゆっくり見られなかったゾーンもあったものの楽しめたので行って良かった。私は一人で行ったが、彼女はジョジョ知らないけれど彼氏に連れられて……的なカップルもそこそこ居た。

 先程まで「ジョニィっていうのこの人?かっこいい~」とはしゃいでいた彼女が、吉良が手首をシャブシャブチュバチュバペロンペロンペロンしているシーンの原画でドン引きしていたのが印象深い。前情報ありでも引くのにいきなり見せられたらそりゃそうなるよな。列がゆっくり進むのでそのカップルの会話もずっと聞こえているのだが、もどかしい。彼氏が教えてあげているとはいえムズムズする。もう私のkindle貸すから読め。

 

カップルに限らず見ている人の会話は面白かった。

 

パパ「イエローテンパランスでアレか。アレッシーの。エラいねぇ~ってやつ」

小学生「それセト神。イエローテンパランスはラバーソール(おこ)」

パパ「すいません……」

 

子供がうろ覚えなパパに厳しい親子だったり、6部の原画を見ながら

 

A「俺、キッス使えたらお総菜とかに貼ってる割引シール増やしまくる」

B「シール剥がれちゃったら惣菜も壊れんだろ」

A「あっそうかぁエヘヘ、ヘヘヘヘ、フフッ」

B「バチーン!って、フフッ、ンフフフフフ……」

 

こんな会話をしていて後ろの私まで笑わせる大学生二人組とか、

 

「ハァ(ため息)……ジャイロ・ツェペリ……ちょ~色っぽい……」

 

としみじみ呟く綺麗なお姉さんとか、来ている人自体が面白かった。

 

六本木駅から美術館までの道にはジョジョ展の広告が何枚も下げてあり、行きも帰りも堪能できた。こんな素晴らしい作品を生み出して下さった荒木先生にはいくら感謝してもしきれない。ジョジョを好きでよかった。気分は花*花である。

 

一生ジョジョラーとして無理なポーズで関節を痛めたり不可解な出来事に「これはスタンド攻撃だな」と言ったり語尾に"ッ"をつけて生きていくつもりだ。宜しくお願い致します。記事の〆はもちろんこちら。

 

勝ったッ!書き散らかしただけの適当レポ完!